さん家祭りが開催される前の伝説のイベント
最狂!らぶカードしーるFesとは
最狂!らぶカードしーるFesは、2014年11月23日(日)大阪で開催された、おまけシール・カードの販売・交換・交流会のようなイベントです。
後から自作シールを知った方でもヤフオク等でみられる「極聖神バロック」や「魔限神ロザリア」、吉田悟郎先生の「水のハッピーシール」等のシールの存在自体は知っているという方は多いのではないでしょうか?
自作シール本にもオリジナル作品が数点掲載されていますが全25種等とまとめ売りされているのを見ると気になってしまいます。
この辺の情報をお届けしたいとずっと思っていたところ、この度、主催者の一人であるハルさんより画像提供いただきましたのでまとめたいと思います。
主催はYY-FACTORYさん中心に
・ビックリマン、神羅万象、ガムラツイスト、パチ、マイナー関係などの”交流”&”交換”&”販売”
・全国のコレクターによる大規模交換会
(各自で希望リストの作成、トレードシールのご準備をお願いします)・個人、有名ショップによる 市販シール、カードなどの販売(自作関係もあります)
YY-FACTORYかつぼうさん&ハルさん、やりくりターボさん(おまけシールの買い取り販売等を行っているお店)の共同で開催されたシールがメインのイベント。 シールメインでこの規模は史上初ではないか?という、それが「最狂!らぶカードしーるFes」です。ちなみに来場者は200人くらいだったとの事。
その後2016年1月に「百鬼夜GO!」が開催され、2016年5月にまんだらけ主催の「さん家祭り」へと歴史が動いていくワケです。
2015~16年あたりが熱気あふれる第二次自作シールブームだとするとこのイベントが着火剤だったのでは?とも感じますね。
最狂!らぶカードしーるFes限定シールまとめ
とりあえずまとめてみましょう。
最狂!らぶカードしーるFes 入場特典シール全25種
まずは、チケットを買って入場するだけでドサっともらえる25枚。
なんと、これら25枚全部が入場特典で貰えるシールなんです。 凄い熱量のあるイベントだという事が伝わります。
2014年だった時代背景と、無料頒布という事もあり、二次創作作品が多いのも特徴です。
キトライライヘイさん、ガラクティカスペースさん、黄金ジェットさんらが参加
そしてアツいのが、参加されている面々。 キトライライヘイさんのサタンマリアが色々な意味でアツいですね。無料頒布用だからこそですね。 その他あの方も、あの方も・・と、お名前があってテンション上がります。 ちなみにバロックとロザリアは別の作家さん。 バロックはP.H.(プリズマティックホログラム)さん、ロザリアは黄金ジェットさんです。 裏書きの絵柄を見るとP.H.さんとは仮の名であの方では・・という事は予想つきますが名言は出来ません。
ハッピーシール 4種+1種(くじ引き用シール)
そして、気になるこれらは、くじ引き用として4枚入場時に配布されたシールが「4種のハッピーシール」です。 吉田悟郎先生(当時は十五名義)イラストです。
4枚はランダムで配布されるのですが、その場で誰かと交換すれば4種揃うのです。
4種揃ったらくじ引きを1回引く事が出来て、さらに紫の「創造神ファクトリム」までもらえてしまうという大盤振る舞いすぎる運営っぷり。 実質的にこの5種も入場特典のようなものです。
松本ひで吉先生公認のシール2枚
なんと、この2枚も全プレだそうです。 吉田悟郎先生(当時は十五名義)イラスト。
松本ひで吉先生というのは漫画家さんで「ほんとにあった!霊媒先生」「さばげぶっ!」の2次創作シール(公認)ですね。
今まで紹介したすべてのシールが、無料で配布されたわけです。
イベントを成功させるぞっていう熱量ハンパ無いって!
極聖神バロックと魔限神ロザリアの色違い
ではこの色がついているこの2枚はなんなのか?というと、限定100枚で会場で販売されたものです。
他にも同じ絵柄で販売されていた限定シールもあるかもしれませんが特に有名なコチラ2枚をピックアップ。
バロック・ロザリア共に口が隠れていない等、絵柄にも違いがあります。
イベントシールもですが、特にバロックとロザリアはヤフオク・メルカリで頻繁に出品されていました。 これらは会場で本人が売られていた物では無い”生産者による横流し品”です。 物は同じでもそんなものに価値はありません。 初めのうちは高額でしたが売れる度に出品するので需要も減り、それに応じて投げ売りするという悪行で市場価値は暴落。 現在は注意を受けて停止していますがまた生産・出品されるリスクは消えません。 ミソのついた作品となってしまいました。
試作品
試作品の資料画像提供もいただきました。
裏書きが本物はアナザーバージョンと通常が入れ代わってるミスがあったのてすがこちらは正常です。
とのこと。
らぶフェス入場特典の裏書きには各作家様のロゴが入っているのですが、この2点はLoveFesというロゴがあって違和感があったのですが、謎が解けました。 名称が違うといえど特にロザリアの方は完全オリジナルとは言い難いので「販売」する方は名前を伏せるという意図があったのでしょう。
プリズムがカクカクしていないという特徴もあります。 こちらは特に自宅印刷で生産した物で、作家さんが作った物では無いのでいくらデータは本物だとしても、スキャンして第三者が作った模倣品と変わりません。
まとめ
- ラブフェスとは2014年に大阪で開催されたおまけシールがメインのBIGなイベント
- 各シール作家さんの作品25枚+吉田悟郎先生イラストのシール7枚=計32枚が入場特典としてゲット出来た(実質)
- それらがバラバラに今でもフリマサイトを賑わしている
- 極聖神バロックと魔限神ロザリアが特にフリマサイトでよく目につく。銀プリの方は入場特典の2枚。
- 極聖神バロックと魔限神ロザリアの色付きの方は会場で限定100枚で売られていたものである
2015年以降にシールに興味を持って、ヤフオク等で見かけて「これってなんだろう?」と思っている方向けの記事なので解説の角度が偏っていますがご了承ください。
以上がらぶフェスのシール情報でした。 スッキリしました。