アマビエさまチャリティーシールで起こった事変まとめ
ラビッティとは
ラビッティは、広洋産業株式会社のマスコットキャラクターです。 広洋産業は、業界初の折りたたみ式段差解消機ミニリフト7のリフトをリースするなど、バリアフリー関連の会社です。
会社のイメージキャラクターのデザインをビックリマンのグリーンハウスが手掛けている事、そしてそれがノベルティグッズとしてビックリマン風にシール化された事でコレクター界隈はざわつきました。
洗礼された魅力的なデザインはもちろんですが、これまでコレクターが歩んで来た経験上、こういった企業のノベルティでしか配布されないシールはとてつもなく貴重で価値が出る代物だからです。
シールコレクターには命令が来ているのです。”この種を手に入れよ”と。
しかしながら、広洋産業株式会社にとってはあくまでもノベルティグッズの一つで、かつ取り扱うのがバリアフリー関係の”リフト”なのでコレクターにとって簡単に手に入れられる物ではありませんでした。
例えば
2019年9月25日~国際福祉機器展(H,C.R.)in幕張メッセ
という福祉系のイベントでシールの配布もされたようですが、事前に「シールを配布する」という告知は無かったので流石に逃してしまう。 つまり、基本的には福祉関係に興味がある人に向けて配布された幻の超レアシールだったのです。 (真のコレクターはイベントに出向きゲットしていたようです)
しかし、状況が変わりました。
- コロナの影響でグリーンハウス様が「アマビエ」を描き下ろしてツィッターにUP。(企業さんシール化しませんか?的なつぶやきも)
- シール化と販売を広洋産業がチャリティーとして担う事に
- その際に、これまで問い合わせが多かった「あのラビッティシール」も“ついでに”販売する事となった
のです。キター!
↑アマビエさまやアークラビッティ等、チャリティーシールの詳細はこちらのページにまとまっています。↑
以下は、最初のラビッティ販売時にひと悶着あったので記録しておく記事です。
シールマニア事変とは
さて、通販のラビッティシールは、売り方などで若干物議を醸しました。 そのエピソードがシールマニア事変です。 批判する目的ではなく、シールコレクションの歴史の記録として残しておきます。
まず販売方法は、
- Aセット・・あまびえさま あまびえちゃん 2枚1,800円
- Bセット・・(あまびえさま あまびえちゃん)×2 +ラビッティ=4,500円
- Cセット・・(あまびえさま あまびえちゃん)×4 +ラビッティ+アークラビッティ=9,000円
- Dセット・・(あまびえさま あまびえちゃん)×2 +アークラビッティ=4,500円(後で追加された)
という、セット販売でした。 つまり、ラビッティとアークラビッティが欲しい人は、あまびえシールを各4枚ずつ 計8枚購入しないといけなかったのです。
これにコレクターの一部が反発。 抱き合わせかよ、そりゃねーよと。
ただ、このくらい本来は慣れっこのはずです。
それでも少し燃えた理由は、その前フリが関係するのです。
シールマニア事変の詳細
思い起こせば、ツィッターで「あまびえさま あまびえちゃん」がシール化されるぞ、販売は広洋産業さんだ。
と、ここまでは落ち着いてみんな見ていました。 そのアナウンスの中に、
メインはアマビエさまですので数量は多くはありませんが、ラビッティくんも参加する予定です
販売サイト:ラビッティショップ rabbittyshop.thebase.in
販売期間:2020.4.27(月)〜5.6(水) 発送時期:鋭意制作中!5月中旬頃、完成次第順次発送させていただきます。
販売枚数:販売数に限りがありますが、売り切れとなった場合再販売する事があります。 みんなでこの状況に打ち勝ちましょう!
うおーーーこの時点で多くのコレクターの心はざわめき立った事でしょう。
- 4月27日の何時?せめて前日夜中の0時~なのか午前以降なのかくらいは知りたい~ ざわざわ
- ラビッティのシールは数量が少ないって前に言ってたけど・・一体どのくらい用意しているのだろうか・・ ざわざわ
- “再販する事がある”だと・・?それにはラビッティも含まれるのか・・?
- 個数制限とかちゃんとしてるか不安・・してなければ在庫ある分を全部買われて高額転売待ったなしや~ ざわざわ
- 「チャリティーだからちょっと高め」っていくらなんだろうか・・ざわわざわわ
- 決算をスムーズに済ますために、事前の会員登録は出来ないのだろうか・・ざわざわ
などでしょうか。
そして大方は、(でもまあ直前になればまた情報は出てくるだろう・・)(また続報を待とう・・)というムードの中で、我慢できずに一人なのか複数人かなのかは分かりませんが、「執拗な問い合わせ」を広洋産業さんの方にしてしまった方がいたようなのです。
そしてグリーンハウス様から直々に、かのツィートが投稿されました。
今回、私のチャリティーシールへのお声がけに対応していただいた広洋産業株式会社さまには、連日深夜のメール対応までお付き合いいただいて、この短い期間で企画を完成させています。
コロナウイルスでこの閉塞した世の中を少しでも明るく元気付けたい気持ちからの企画です。
シールマニアのために制作した企画ではありません。
なので執拗な問い合わせやクレームなどは無い様にお願いいたします。
全コレクターの心が「シュン・・」となる音がしました。 なにせ神様であるグリーンハウスの公式ツィートから「シールマニアの為の企画じゃない」というお言葉が出てしまったからです。
シールマニアというありそうでなかったパワーワードが誕生した歴史的瞬間でもありました。
もちろん、趣旨は「執拗な問い合わせやクレームを広洋産業様にするなんて何事か!」という伝えたい事はこれだけです。 みんな大人なので分かっています。
それでもワードのインパクトの方が強く、まるで好きだったアイドルがファンの事を「オタク」発言したかのようにショックを受けたピュアなシールマニアも多かったと思います。 実際、私も問い合わせなんてしていないのに、自分に言われているような気がして他人を出し抜いてでも買ってやろうといきり立っていた自分を恥じました。
先ほどの「シールマニア」との表現が気に障った方には申し訳ないですが、純粋なビックリマンファンに対してでは無く、どの企画でも執拗に問い合わせなどを繰り返す一部の方に対してです。ご理解ください。
もちろん、その後上記のようなフォローがあり、
「みんな大人だし冷静になろうぜ!」「ていうか「クレーム」って書いてあったけどこの段階でクレームつけられたら怒りたくもなるよね」 「”どの企画でも”って書いてあるし他でもいろいろ問い合わせしてる人がいるのかな?」
「俺たち全員の事を指してたわけじゃないよね?ほっとしたぜ!!」
「よーし!この企画はシールマニアとしてではなく一般の人としてチャリティに参加するぜ!!」
という風に、時間と共に皆の心は穏やかになりましたが、
この盛大な前フリがあってからの、「売り方がシールマニア向けぇ~~~」
だったので、全員ズッコケたというワケです。