ガチホロの単体作品

ハッピー天女Ⅱとは

ハッピー天女2

ハッピー天女Ⅱは2021年10月30日~発売したAGAWAのガチホロ単体作品です。(完売)

AGAWAAGAWA

ハッピー天女”2”とありますが、1はこのブログの非売品ノベルティシールです。
>>詳しくはコチラ

※投稿のストックがたまり過ぎた為、現在はゆる募です。

イラストはトキメキ!妖怪鬼退治の方で、前作はPオリンを意識していただきましたがそれにミロクっぽさを加えたいという要望に応えつつ氏のオリジナリティがあって素晴らしいです。 特にイラストというよりは無機質・左右対称や三角構図を意識した「デザインぽさ」を望んだ中で、サザエさんのタマ的なキャラクターのアドリブがポップさの演出としてとても存在感を放っています。

ガチホロとは

ガチホロとはガチのホログラムの事で、ハッピー城モザさんがブログで命名していた事をきっかけにシールコレクターの間で広まったワードです。

レインボー地で作られた「疑似ホロ」という手法があったのも由来の一つですが、大人になって世間一般のさす「ホログラム(プリズムも指す)」と私たちが思う「ホログラム」が違うモヤモヤってありませんでしたか? そのモヤモヤの解消表現とも言えるでしょう。

ホログラム効果

ホログラムデータは4色くらいに分けて入稿します。角度によって色が変わるので配色はあくまでもA,B、、という意味合いですが現物を見ると出来上がりの配色にも影響がある事が分かります。 そしてホログラム効果を与えたい部分は別の色で指定しています。

  1. レンズホロ(黄緑の〇部分)
  2. チェンジング
  3. カラードッツ(横流れ・内側)(ピンク部分)
  4. 仮想深度+2(マスクと地球儀)
  5. 仮想深度+0.5(赤指定部分)
  6. 仮想深度ー2(背景の線)
  7. 細かい表現

レンズホロはもっと目玉のようなレンズホロが見本であったので当然同じものだと思っていましたが、「レンズホロにもいろいろあって指定が無かったのでこうなった」との事でそこは想定と違う点でした。

個人的に好きなのは仮想深度+0.5のパーツです。 例えば剣のフチや髪の毛、ハと天の文字などが該当します。 ブラックゼウスやハリマ王のホロ、悪魔くんのホロ等で一部パーツが少し浮いて見えるのですが、それと似た効果を施したいと現物を工場に送って”このぐらいの浮き具合”というのをお伝えしました。

カラードッツというのは、キャラクターもカラードッツで作られてはいるのですが流れを指定する事で、ギラっとした効果を生みます。ゲッテンカのホログラムカードでこの技術が多用されていて、ブラック姫子の時にオマージュしています。 雷や炎のエフェクト等でなるべく細い線で使うと効果的で今回はあんまり意味が無かったかなとも。


あとは、元々セキュリティの技術なので肉眼では見えないくらい細かい表現に強いのがホログラムシールの表現方法の一つです。 スマホのカメラモードで拡大すると細かい文字が読めてうほー!となります。

ピンクフィルムについて

写真だといい具合ですが、なんとなく「明るすぎたかな?」と感じてこの上からフィルム加工を検討し始めました。

最初に試したのがこのA社のフィルム。サンプルを取り寄せたのですがどれも上品な色と質の良さで、試したこいつが「うほー!くっそカッコイイ!絶対コレで出したい!」と大興奮。

しかし、これが沼の入り口でした。

A社のフィルムはめちゃめちゃ良いけど(私のやり方では)失敗率がもの凄く高いのです。 特に小さな気泡が入りやすい。 埃の舞いにくい風呂場で作業してみたり、コツをつかめばいけるかな?エアコンを消して汗だくで・・等と何十点と試しましたが、ほとんどが商品として出せるレベルにならず悩んだ末、断念する事に。

※A社の製品すべてがそうとは限らず、色が深ければ分からなかったり、素材の柔らかさによっては成功しやすいかもしれません。(そもそも車用でこういう用途ではありません)

という事で、B社のフィルムに変更。 こちらは柔らかいので時間が経つと馴染むという特性があります。

しかも、B社は後で話題にあがる「薄いフィルム」がついているので作業しても直接傷つけないというメリットがあります。

それでも失敗は多いし数も今まで以上に沢山用意しなくては・・という事で毎朝・そして休日はフルで少しずつフィルム貼りの日々がスタート。

この思い付きのせいで8月の予定が10月30日になりました。第五弾の制作も遅れました。

薄い保護フィルムについて

サンクスカードにも書いてある「薄いフィルムが貼ったままの場合がございます」ですが、先ほど記載した通り、これはもともと薄いフィルムが紫フィルムの上に保護として薄く貼ってあって、「剥がさないまま出荷したもの」です。

スキージーを使ってフィルムを貼る作業をする際に傷がつくのを防止する為です。 予めこちらで剥がしたり、綺麗だったらまあいっかなと残したり・・しています。

剥がしたてをすぐにスリーヴに入れると保護フィルムを付着するための糊がうっすら表面にあるのか?水分なのか?分かりませんが”それ”が引っかかりやすく傷のようなものが出来るので経験者である私がやった方がよくないか?とも思ったので途中から全部剥がそうとしたり、(いやでも綺麗なのにわざわざ剥がす事もないか・・)と剥がさなかったりで、半々くらいだと思います。

スリーヴの発注

そして、いつも使ってるスリーヴだと50㎜×50㎜で厚さが多分#60なのでキツくて表面が引っかかって傷ができやすい・・というのがストレスだったので特注する事にしました。

51mm×50㎜で厚さは#40です。

1点懸念点がありまして、以前試作品で作ったGrandWorldApartのシール、スリーヴは当時amazonで買ったものですが、経年劣化でスリーヴがしわしわになってしまっているのです。(シールそのものは特に問題なし)

スリーヴが台紙とくっついているので取り出した方が良いのではと説明に書いたのはそのためです。

「スリーヴの薄さ(これは多分#30)×B社のフィルム(薄いフィルムを剥がした状態)」

どちらも今回のケースに当てはまるので、スリーヴがこうなるかもしれません。

台紙だけメンテナンス用として販売するのもありかもしれませんね。

台紙について

台紙はファイリングの観点から全く考えていなかったのですが、第一弾の再販用に作業するために机の上にあったTOKIMEKIの上になんとなく重ねてみたら・・「なんかカオス!」と思ってしまったのをきっかけに、

こんな完成イメージです。 と、トキメキ!のデザイナーさんにこの画像を送って依頼。

そしてこの形に。 「TOKIMEKI」のシールを発注してるプリントオンと同社である、カードワンで同じ仕様で注文したのですがカードの方が厚み・硬さがあって質感がむっちゃくちゃよかったです。

台紙のパワーが強くてホログラムシールに対してのやりすぎ感は否めませんが、封筒から取り出した時の「うぉっ!」がやはり欲しいのでインパクト重視でGO!

台紙の糊について

封筒にはバラで入れるつもりでいましたが、実際に封筒から自分で出したところ「うぉっ!」が減少したので、台紙に貼る事を検討。

台紙に使う糊といえば、テープタイプの物が定番ですが、

天女ちゃんの顔が見えづらい・・

という事で、神東産業の「超透明ボンド」を採用しました。

あのやたら並んでるギラギラの画像はボンドが乾くのを待っている時の光景です。

12月のさん家祭りで未完品を販売します

‥という事で、これまでの記述を読むとお察しいただけるかと思いますが、全てが完品にはどうしてもならずクレームのリスクがとても増えてしまったので、「フィルム無し・台紙別」というなるべく手を付けないやつも12月の「さん家電脳祭り」で販売しました。(相場を合わせる為、通常価格となります。)

さん家祭りとは、毎年5月のGWに開催される自作シールのリアルイベントです。

さん家電脳祭りはそのオンラインイベントです。※速報:2021年は12/25に開催トカ!?

>去年の電脳祭りページ

サンクスカードはカット用と2枚

サンクスカードのハッピー天女Ⅱ×2は、特に意味ないですがカット用と2枚入っているので片方はカットしてファイリングしてやってください。

裏書き

「そっちか~い」というユニークをかましたのですが、特に誰にもつっこまれませんでした。(笑)

ギャラリー

私よりも綺麗に撮っていただける方が多いので一部埋め込みさせていただきます。


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