ともり氏のオリジナル作品

陸王出羽!ゴッドレジャーズとは

ゴッドレジャーズ

陸王出羽!ゴッドレジャーズは、2015年3月~第一弾が発売されたともり氏のオリジナル自作シール作品です。

2015年といえば数多くの自作シール作品が誕生した年で、第一次自作シールブーム花の2015年時代等と呼ばれる黄金期です。

まだ手作業の作品が多い時代。 新しい表現方法に切磋琢磨して他の作家さんにライバル心を燃やすような内なる熱意を様々な作品から感じられ、今回紹介する通称”ゴッドレシール”も非常に熱量やモチベーションを感じられる魁作です。

2015年~2016年にかけて1弾~4弾までが発売。 全10弾構想で続編も予定されているそうですがここ数年は止まっています。(Twitterでは健在でホロの試作品等もアップされているので火は消えていません)

  1. 2015年3月10日頃~第1弾発売(TwitterのDMにて)
  2. 2015年5月13日~第2弾の受注生産開始(1弾の再販も)
  3. 2015年10月12日~第3弾の受注生産開始(TwitterのDMにて)
  4. 2016年5月12日~第4弾の受注生産開始(TwitterのDMにて)

という事で、基本的にはTwitterでのDMで受け付ける受注生産だったようで、2015年頃にTwitterをされていた方しか手に入れる事が出来なかった幻の作品ともいえます。

自作シール本に第4弾まで全部網羅されていて、私は歯抜け状態で所有していたのですがようやく有識者の力を借りて画像が揃いましたので、紹介していきたいと思います。

陸王出羽!ゴッドレジャーズ 第一弾 全12種

記念すべき第一弾。 陸王出羽!ゴッドレジャーズの最大のテーマは「東北」です。

  1. 青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島の6県にちなんだキャラクターが毎回登場
  2. 通常プリズムとアナザーが存在する
  3. (第二弾から)エピソードシールが登場
  4. (第二弾から)ヘッド的な立ち位置のキャラクター(素材もカッコイイ)や、6県以外のキャラも登場

と、ワクワク感満載となっています。 販売方法は最初はコンプセットで、そのうちバラ売りになったとか?

第一弾は、その構造が分かりやすく6県にちなんだキャラクターとアナザーの基本的12種類です。 キャラクターにはナンバリングが無いのでなんとなく北の方から並べました。(青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島が総務省の定める順番です)

裏書きは2色でイラストも描きおろし!凝ってます。

いろいろ語りたいですが次行ってみましょう。

陸王出羽!ゴッドレジャーズ 第2弾 16種+EP5種=全21種

第2弾から、エピソードシールというストーリーが見えるシールが登場。 ガムラツイストの要素キター!という、オマージュ感もあってたまらないです。こういうアプローチは他に無いのでは?

5種でナンバリングはEP-01~05。

恒例の6県キャラ。 第一弾は「青神森」と神が入っていましたが第二弾では「極」を挟んだキャラで、ちゃんと宮城県(仙台)牛タンなどご当地要素がモチーフとなっています。 これで12種

そして2弾から徐々に増え始めるヘッド的なキャラや、サブキャラがこちら。4種

陸奥(みちのく)というかつての東北の名称を使ったキャラや、東北にゆかりの強いアラハバキが登場。

アナザーが闇落ちしていたり色違いという表現を生み出しています。※そのうえ、裏書きにも1つアプローチがっっ!

以上、全21種(ヘッダーシールは含めていません)です。

裏書きです。特に「塞神アラハバキ」の裏書きはキャラがフルカラーで綺麗に表現されています。この唐突なカラー表現は当時斬新だったのではないでしょうか。 何か一手を加えよう・何かトキメキを届けよう・他の作家さんと違う表現を・・という強い熱意が2弾でメラメラ伝わってきます。たまらんです。興奮します。

陸王出羽!ゴッドレジャーズ 第3弾 20種+EP7種=全27種

第3弾のエピソードシールは7枚に増え、レインボー地のものや生成失敗、タイトルを踏んでほとんど見えないメタ的要素等、ユーモアたっぷりで脂が乗りに乗ってるのが伝わります。創作意欲ビンビン! ナンバリングはEP06~12

ビックリマンの3すくみのように、弾が進んでも6県12種の構成が安定しているのも地に足がついていて安心感があります。 3弾は神と極がミックスしています。 「秋極田ハーゲン」は背景色だけじゃなく、絵柄が少し違う等の嬉しいポイントも。

マシリテン

そして、サブキャラやヘッドキャラが合計で8種に。熱が溢れるとそうなるんです。

2015年組の得意とする疑似ホロが登場。 しかしゴッドレはそれだけにとどまらず「光神マリシテン」は4種あり1種はレンチキュラーで色が変わります。 キャラはマリシテンが一番好きです。 そう、そもそもキャラクターの魅力が凄いんです。そのうえ熱量があるのでもう最高。

という事で第3弾は27種でした。

マリシテンはフルカラーでイラストの違うものも。

陸王出羽!ゴッドレジャーズ 第4弾 20種+EP7種=全27種

第4弾が2016年発表でこれが現状の最新弾です。5種でプリズムが1枚あります。(ナンバリングはEP13~17)

第4弾は、いつもの6県12種のキャラもアナザーがすべて絵柄や色が違います。 キテますキテます。

そして、サブキャラやヘッドキャラは過去最多の合計9種に。そうなっちゃいますよね!

特に、「磐具公モレ」というキャラは、悪魂がプリズムを破って登場する表現があり、「うおおお!」です。

実際はレインボー地にプリズムの柄を印刷しているものです。 この記事を書いている2022年現在ならプリズムにレインボー箔押しをする等で表現の幅は広がっていますが、箔押し表現をせずにこれを「2016年に捻りだした」という創作意欲というかアイデアというか・・それがいいんですよね。それがいい。

で、もっとヤベー!のが裏書き。 そう来たかーが強すぎる。

なんかこうして第一弾からじっくり作品を追いかけると1本のドキュメント映画を観たような気持になりませんか?

自作シールの魅力って正にここにありなんです。

「山神形ダダチャリオン」の裏書き挿絵の背景にリアルなタッチの素材を利用しているのも珍しい表現方法。 創作しながら「そうだ、こんな事してみよう」とどんどんブラッシュアップされていったのだろうなというのが伝わります。

そして先ほどのモレを含むサブ・ヘッドキャラの裏書きです。

その他のギャラリー

第一弾の「秋神田コマチ」「岩神手コドー」がいきなり最高。 デビューから相当イラストの完成度が高いです。

GHみがありつつオリジナリティのあるイラストでとにかく女の子が可愛くて愛される要素が満載。 神帝オマージュのニヤリポイントがのっかっているバランスもツボです。

毎回、そう来たかと思わせる仕様はリアルタイムで体験したかったですね。

スイゼンはプリズムが細かい素材。レインボー版もあります。

光神マリシテンのレンチキュラー

時期による違い等

ヘッダーシール(第1弾、第2弾・・というやつ)ですが、初期は黒で途中から白に切り替わったとの事です。

さすが有識者のは黒、私のは白です。(第1弾~4弾まで共通)

ともり氏イラストのその他のシール

その他のともり氏作品の手持ちです。 鐚壱文は自作シールの歴史で欠かせないですよね。

  1. 鸞鳳シンビオスの2点は2017年5月さん家祭りで「他力本願堂」さんのブースで販売
  2. 左上の「他力本願堂」(3キャラいるやつ)も同じさん家祭りでの特典シールの1枚。(企画倒れになったガチンコバトラーでしたっけ?) この3枚は後日Twitterで通販もしているのでよく出回っています。
  3. 鐚壱文の下の方は2017年3月の「僕らの妖怪シール展」で販売されたもの。 その時に3種販売されたらしく残り2種がどれかは不明。(2017年6月29日に「鐚壱文展」が開催され、右上の「鐚壱文」及び下の「鐚壱文」の2種を販売している)


2016年1月10日の百鬼夜GO!の左上グランドカーベルもともり氏。


最初期のレアシール。2015年3月7日に東北のどこかで行われた”東北シールコレクター交換会”で交換用に作成された3枚中の1枚。 その後2016年にもサタデーナイト及び沙汰デーナイトシールは同名称でいくつか登場しています。 非売品の極レアシールですね。

その他だと、

  • シンオクのわくわくの名刺シール
  • 2016年7月のグランドカーベル52㎜サイズ(非売品)
  • 2017年のわくわく企画(みちのく誕生秘話、大納言)
  • 2018年のわくわく企画(理想郷天妖界、レディ・イーグル、王女リシア)
  • 2018年「僕らの妖怪シール展其ノ参」で「座敷わらし」のWシール(2種)これは欲しい!
  • その他、2次創作系は販売品ではないですがシール化しているものも?

あたりがともり氏関連のシールとして存在します。 わくわくの5点は持っているのでいつかUPします。

以上、陸王出羽!ゴッドレジャーズのご紹介でした。


これが1年以上前の投稿・・第5弾の登場を気長に待ちましょう。

初めて知ったという方はともり氏のTwitterをチェック! https://twitter.com/tomori_09

オリジナルシール販売中

自作シールという世界を知り理想のシールを求めて制作して販売中です。 是非ご覧になって手に取ってみて下さい。