オリジナルのシールシリーズ第二弾のシールリストとボツ画像など
トキメキ!妖怪鬼退治第二弾とは
トキメキ!妖怪鬼退治は管理人のAGAWAが自作シールの世界に興味を持って早速作り始めたシールシリーズの一つです。
48㎜サイズでシール素材は色々な業者を使っています。
第一弾は2020年2月に発売開始され、第二弾は2020年6月6日にAGAWAシールSHOPにて発売開始されました。
第一弾はコチラ
トキメキ!妖怪鬼退治 第二弾シールリスト 全12種
トキメキ!妖怪鬼退治は、全6種と公式では書いてありますが第一弾では各シールにver.違いがありました。
第二弾も同様なので実質全12種です。
ノーマル 全6種
第二弾のシールリストがこちら。 プリズムは第一弾と同じくハート型のプリズムで、妖怪はPP加工が無い、マツダプリントのうっすら凹凸があってざらつきのある仕様です。
個人的に気に入っているのが、シークレットのニコラ・デア。 ドラゴンボールでトランクスが登場した時の興奮を意識しました。 「怪奇ムガル」のようにしたいなと思い、print-onのレインボー×レインボーゴールドの上にグラフィックの透明印刷を。
ver.違い 全6種
各キャラのver.違いが1種ずつ。 第一弾よりも違いは一目瞭然です。
楠木おみつとハイパー撫子がスクエアプリズムに変更
2021年9月頃~印刷業者がハートプリズムの取り扱いをやめてしまったので、楠木おみつとハイパー撫子のハートプリズムがスクエアプリズムに変更となりました。 印刷業者に「もし少しでも材料が残っていたら最後に・・」とお願いしてみましたがダメでした。
素材違いに関するブログ
濡羅鬼神魔爺のver.違いは、「パワー放出ver.」と呼んでいるのですが、プリズム素材と合っていて気に入っています。 プリズムにパワーが行っているので本人は燃え尽きています。 このまま死にます。 アニメでは撫子の「死ぬんか~い」でそのままEDに突入するイメージです。
キラキラボックスさんにて制作。 キラキラボックスには実は「裏メニュー」があって豊富なプリズム素材から選ぶことが出来るのが大きな利点です。 若干お値段が張る事と、裏書きのインクが滲んだ感じになるというデメリットはありますがそれらを超えるメリットがあります。
ニコラ・デアのver.違いは、別の仕様を予定していましたが思った出来にならず、「黒ニコ」に。 排出率的には「おみつ・撫子の各箔押し」より少なめのレアシールです。
裏書き。 上段がノーマルで下段がver.違い。 名称の横にver.違いを示す言葉があったり無かったり・・まだブレています。
以上全12種です。
第一弾に買えなかったという方がいらっしゃったのを受けて、今回は相当数余裕をもって制作したので初版のみで販売し続け、増版をするとしても変更点は無い予定です。
ストーリーが垣間見えてくるように
第二弾から、鎌倉幕府討幕あたりのストーリーが垣間見えるようになってきます。 ストーリーというよりは人物像とでもいいましょうか。 歴史好きなら「楠木おみつ」は明らかに楠木正成がモデルとなっている事が随所から伝わってくると思います。
当時女の子にやられたというのは恥だと考えた書記官が、全部男性が戦った事にしようと歴史を書き換えて現世に伝わっていると思っていただければ感情移入もしやすいとか。
制作ブログ
第二弾制作にあたって、沢山のボツシールが生まれています。 プライベート品としてトレードなどで出す事がございますが公式としてはボツなので非正規品です。 特にこの辺の妖怪系は2点ずつしかないのでデザイナーさんに送ったりプライベートでコレクションしている物のトレードの交渉材料にしたりで自分でも全部持っていないです。
妖怪系マツダプリントの試作品
例えばこれは濡羅鬼神魔爺の最初に作ったサンプル。 今思えばこれでもよかったのですが、最初に手にしたときは「肌色の発色が良くて、頭が生々しいな・・」と思い、
また試し刷り。 背景を金にするか銀にするか、そして模様もまだ迷っています。 あと、紫はやりすぎたと思い、最後はぶっつけ本番で、パワー放出前の充電感が出ればと思い赤鬼みたいに赤くしましたが、赤過ぎた気もしています。
背景ですが、一番「これは無いだろうな」と思っていた、白ではなく白版無しの黒印刷(塗り40%くらい)が一番いいじゃないか!と採用になりました。 エンボス感出てるじゃないか!と。 これだから印刷は面白い。
ハイパー撫子のウィンク
第二弾は、第一弾発売前からほとんど出来ていたというのがミソで、当初はこんな違いで既に生産していました。
王道のウィンクver.違い。
ただ、第一弾を販売して実際に反応などを体感した上で第二弾のラインナップを見返したときに、「なんか物足りないかも・・」と思ってしまい「出たら嬉しい」シール制作に変えなくては!とこれはボツにする事に。
※こちらのボツ作品はイベントでの限定販売を予定していましたが点数がさほど多くないので販売はしない事となりました。 プライベートでトレードなどで利用する場合はございます。
ハイパー撫子の箔押しデータ作成依頼
※②の「リズムを囲う」は、「プリズムを囲う」の間違い。
第一弾の箔押しデータは私の方で「和の素材集」を買って作成しましたが、第二弾からはイラストを描いている方にお願いしています。
ハイパー撫子を箔押し仕様にすべく「箔押しデータ追加作成依頼」の時の指示画像が上の画像です。
「楠木おみつ」の箔押しver.を作った時に色々と反省したのですが、
- 箔だけで表現するのではなく、
- 箔を線画・フチどりとして、プリズムを囲うように
- 箔の線は細くてきめ細やかだと美しい。YY-FACTORYさん、結構細かくてもイケる!
というのが美しく表現できるポイントなので、このような依頼をしていました。
これを踏まえて、まずこちらをご覧ください
オートマンさん、とっくに全部網羅してるーーー!!!
皆さんご存知、伝説の作品「アカシックロココ」ですが、この左の炎っぽいところなんか、まさにそういう事なんです! もうとっくに表現しているのです。 しかもプリズムが虹色なのがセクシーですよね~。(語りすぎると記事の主役持ってかれるのでこの辺で)
箔押しってどのくらいまで細かくてもOKなんだろう?って、ただ他の作品を見て確認したくて、手持ちの箔押しシール作品を改めて見返している中に、掲げた条件ピッタリの作品を見つけた時の興奮、伝わりますでしょうか?
とにかく「やっぱ先生、流石です」と興奮しました。
という事で、プライドも何もなく見つけて速攻「こういう事です!」と追加でデザイナーさんにこの画像を送った事は言うまでもありません。
こうしてハイパー撫子箔押しver.が最期に誕生。 担当していただいている謎のイラストレーター様ですが、「もはや、これそのものがいいんだけどパクってはダメ」というクライアント(私)の無茶ぶりに対して、しっかり寄せつつもオリジナリティある納品が来るのが凄いなといつも思います。 これもお気に入りの一品。
背景はほんのり日の丸のような円形の赤→ピンクのグラデーションですが、全然表現できずうっす~い紫っぽくなりましたが、これはこれで偶然上品な感じが出てよきです。
ニコラ・デアのver.違い
ニコラ・デアのver.違いは、print onにあった「ブルーレインボー」という珍しい箔を使ってみたいという好奇心でレインボー地×ブルーレインボーという仕様にして作ったのですが、キャラクターに色が透けすぎて青い血管みたいになってしまったのでやむなくボツに。
それで、「怪奇ムガル」のあの黒っぽい感じが出せたら良い&ビックリマン2000の黒ホロ・白ホロみたいに区別しようと思い、キャラクター以外の透明部分を若干黒くしたもので制作したのが下の物(右)。
違いが分からない・・
左がノーマルで、右がver.違いです。 よく見れば分かるのですが、ダメだこりゃ~
という事で、さらに車用のスモークを貼り黒ニコラの完成。一番右です。
左から、ノーマル・黒ニコラ・黒ニコラにスモーク貼ったやつ で、リリースされているのは「黒ニコラにスモーク貼ったやつ」です。
ですから、ノーマルにスモーク貼っただけでは真の黒ニコラにはなりません。
第三弾へ続く
時が経ち、第三弾も発売中です。 第三弾で一段階レベルが上がった感あります。